常連寺三十六(+15)

これは、NAMAがラジメニアにリクエストするにあたって実践している、
様々な採用の秘訣です。全部で36種類+αの奥義の数々、
一部なりとも参考にしてもらえれば幸いです。
この企画は、今まで多くのリスナーに感覚的にしか理解されていなかった
「リクエストのノウハウ」というものを、体系的に理論づけることを意図しています。
史上初、リクエストの教科書(?)ってところでしょうか(笑)。
他にも、皆さん独自のノウハウがありましたら、お寄せ下さい。掲載したいと思います。
これを読んでリクエストのうまい人が急増すれば、
それだけライバルが増えることになり、自分の首を絞めることにも
なりかねませんが、そこはラジメニアの発展の方がより重要ということで(笑)。
P.S.
「常連寺三十六房」の元ネタは、ミスター味っ子の
「料林寺三十六房」から来ています(笑)。


1 リクエスト
関連
リクエストは毎週する事(基本)。年間、たった52回しかないチャンスを、
存分に生かすにはこれしかない。
2 特集だけは、死んでもリクエストを怠ってはいけない。特集はテーマが限定されるので、
採用される確率が飛躍的に高くなる。最大のチャンスなので、絶対に逃してはいけない。
3 リクエストは早めに書くこと。水曜日頃になってから書いても間に合わないことがある。
土〜火曜までに出せば確実。
4 書いたらすぐに出しに行くこと。後で投函しようと思っていると、忘れることが多い。
少々、夜遅くても、雨が降っていても、書いたらすぐに出しに行けば、後で悔やむことがない。
5 ハガキはまとめ買いをする。ハガキが切れて出せないのでは目も当てられない。
50〜100枚単位でまとめて買うのが、手間がかからなくて良い。金券ショップで
買うと、3〜5%ほど安く、お得。
6 万一、木曜あたりになってハガキを書いていないことに気が付いたら、その週は
諦めて、その日のうちにその翌週の放送宛にハガキを書いて出しておく。
その週の放送を聞く前に書いておくのがミソ。これをしないで放っておくと、その次の週も
忘れてしまうのがオチである。
7 お金を貯めてFAXを買う(基本)。パソコンにFAXソフトが付いている場合も多いので、
活用するのも良い。
8 FAXリクエストは、土曜の正午まで間に合うが、それに甘んじてはいけない。
同じことを考える人が多く、土曜の午前中にはFAXが混雑して送信できない場合がある。
金曜の夜のうちに送信しておけば確実。
9 ハガキは早く書けば書くほど良い。最適なのは、放送が終わった直後から書くこと。
これは、早く届いたハガキを優先的に採用するというわけではない。時間的に余裕が
ある状態で書いたハガキは、急いで書いたハガキに比べて内容が洗練されていて、
完成度が高く、読まれやすくなるためである。
10 ハガキを買ったら、先にラジメニア宛の住所と宛名を書き込んでしまう。これは、
そのハガキをラジメニア以外に使用できなくして、自分を追い込むため。
ハガキを無駄にしたくない、という気持ちがリクエストを出し忘れたりするのを防いでくれる。
11 特撮最前線のコーナーは、特撮の曲をかけなければならないことになっている。
しかし、月末特集のテーマが特撮と関係ない場合は、リクエストが来ないので不可能。
そこで、そういった場合は特集とは別に、もう1曲特撮の曲をリクエストしてもよいという
措置がとられている。これは非常に貴重な機会なので逃さないようにする。

追記・特撮最前線は2004.9.4で終了しました。
12 録音関連 ラジメニアを生で聞く場合でも、必ず録音を平行して行うとよい。
採用のヒントは曲の間のしゃべりに隠されている。録音を何度も聞けば、
そのヒントに気付きやすくなる。
13 録音で聞く場合、できるだけ早く、可能な限り翌日の午前中に聞いてしまうこと。
聞かなければハガキを書けないため。後回しにしていると、あっという間に木曜日くらいになり、
ハガキを出すタイミングを失ってしまう。
14 ナイターが押したときのために、延長した分も録音できるように機材をそろえる。
例えば、ラジカセ2台で録音のリレーをするとか、ビデオデッキで録音するとか。
ただし、一見お得なようなビデオデッキ録音だが、大きな落とし穴がある。
それは、ウォークマン等のヘッドホンステレオやカーステレオで聞くことができないと
いうこと。このため、電車の中や車の運転中などに聞いて、時間を有効に使うことが
できなくなる。ちなみに筆者は、ラジメニアの録音の為だけにMDコンポを購入。
値ははるが、その恩恵は計り知れない。本当に買って良かったと思う。
15 録音したラジメニアは、保存しておく。筆者は保存用にMDのモノラル録音を使用。
録音の終わったあとは、かかった曲ごとにトラックを切ることにしている。これが
思わぬ効果を生んだ。すなわち、トラックを切るためにはどうしても、放送を2度以上
聞くことになる。その為、しゃべりの部分をより深く聞くことができ、その分より良い
ハガキがかけるようになったのである。なお、録音したらラベルに放送年月日を
忘れずに記入することも、きわめて重要。これをしないと後で訳が分からなくなるのは
必定である。
16 MDLPなる、文明の利器が登場。LP4モードでは通常の4倍の録音が可能。74分MDを使えば、
実に5時間弱の録音が可能。これさえあれば、もはやナイターの延長など何するものぞ。
筆者もとうとう導入に踏み切った。ナイターのない時期なら、1枚のMDに2週分のラジメニアを
録音することも出来、経済的である。
17 放送をMD録音したあと、トラックを切る作業は再生専用MDウォークマンでは行えない。
トラックを切る「分割」という編集作業は録音機能を持った機器でしかできないためである。
そこで役に立つのが録再機能を持ったMDウォークマンである。筆者はこれをラジメニアの
トラックを切るためだけに購入。いまだに一度も録音機能を使ったことがないのはもったいないかも。
しかし、効果は絶大で、電車に乗っている30分ほどで1回分の放送のトラックが切れてしまう。
これにより大幅に時間を節約することができ、その分リクエストを考える時間が増えた。
18 アニメジラ
関連
番組の機関誌である「アニメジラ」を購読する(基本)。曲目のリストが載っているので、
選曲傾向を研究するのに最適。また、これでしか得られない情報もある。
19 イベント
関連
ラジメニアのイベントに参加する(基本)。イベントで他のリクエストの
うまい人と知り合うと、リクエストの良い刺激となる。また、岩ちゃん・かおりんを
目の当たりにすることで、よりラジメニアの事に深く興味を持てる。
リスナー主催のイベントや、アニメソングのライブなども同様。
20 インターネット
関連
インターネットでラジメニア関連のホームページを閲覧し、掲示板にも参加する。
特に「ラジメニアンのお部屋」の掲示板は必見である。(トップページからリンクあり)。
岩ちゃん・かおりん自身が参加しているので、その情報の信憑性は他に類を見ない。
筆者もこまめにチェックしている。
21 ラジメニアンのお部屋の、曲目検索システムを利用する。自分のリクエストする曲が
過去にかかっていないかどうかを簡単に調べることができ、重宝する。筆者は完全に
このシステムの依存症にかかってしまっている。これなしではどれほどリクエストする
のが困難になるか、空恐ろしいほど。
22 ラジメニアンのお部屋の、チャットルームに参加する。特に、放送をやっている時間帯は
参加者が多い。ここだけしか出ない話題があるので、それに関連したリクエストをするためには
押さえておきたい。ただし、人に勧めておいて申し訳ないが、時間的に効率の悪い方法なので
筆者自身もほとんど実践できていない(笑)。
23 知識関連 基本的に、曲を知らないとリクエストできない。従って、色々なアニメを少しずつでも
いいから見て、広く浅いアニメソングの知識を取り込んでおくと良い。筆者は時間のない時は
OP・ED・予告編だけを見て済ませることがあるが、これだけでもリクエストのネタの採取としては
かなり有効である。
24 アニメソングのCDを買い集める。これは筆者もあまりお勧めしない。小遣いの多くを、
アニメソングにつぎ込めるだけの価値観を持った人のみ実践して欲しい。リスクは大きいが
その効果は絶大である。しかし、最近筆者も金銭的に苦しくなってきて、あまり実践できていないのだが(笑)。
注・買っても聞かなかったら意味がない(笑)。
25 予想関連 まだかかっていない作品の曲をチェックしておく(基本)。
26 ゲストが来るときは、ゲストにまつわる曲をリクエストする(基本)。
27 基本的にラジメニアは、番組に良く合っている曲を好んで選曲する傾向がある。
であるから、リクエストする際にはその曲が合っている曲か否かを見極めて
リクエストするとかかりやすい。
28 OPもEDもまだかかっていない番組の場合、OPからリクエストすると良い。
まれにEDが先にかかる場合もあるが、筆者の感覚で1年に1回あるかないか
くらいである。こんな低い確率の方に賭けても望みは薄い。OPの一点張りで
いった方がよほど確実である。
29 曲の読みで、いくつかの候補を思いついたが、そのうちのどれにするかを
迷ったときは、一番最初に思いついたものがかかる可能性が高い。
確証はないが、多くの人が口にするジンクスである。
30 「この曲はどうせリクエストする人多いだろうし、出してもハバチョになりそう。
出すだけ無駄だな」と思った曲は、相当高い確率でハバチョが発生するほどの
枚数が来ていない。こういう曲こそ送っておくべき。
31 毎週、どんな曲がかかるかを、10通りくらい予想しながら聞く。その中の多くは
外れでも、少しは当たるものもあるはず。それを毎週続けていれば、どのような
状況のときにどのようなパターンの予想が当たりやすいかを、統計的に知ることが
できる。この統計に基づいて、最も手堅いパターンを選んで実行できるようになれば
しめたものである
32 採用された翌週は、「先週採用されたんだから、今週の採用はないだろう」と思い、
リクエストを休みがちになる。しかし、ここで休んでいては連続採用は夢のまた
夢である。ダメもとでも、出しておくべし。これが案外成功するもので、連続採用を
得られる。
33 他の常連のリクエスト傾向を研究し、うまい人の真似をする。ライバルに学べ。
34 「ひねくれ」を自称する岩ちゃんだが、この言葉に惑わされてはいけない。実は、
岩ちゃんは全然ひねくれなどではない。驚くほど素直だといってもいいくらいである。
ゲストが来るときはゲストにちなんだ曲を素直にかけるし、時事ネタにちなんだ曲も
すんなりとかける。素直なリクエストこそが採用への近道である。
35 例えば、お盆にちなんで音頭ものをリクエストするなど、1年に1回必ず巡ってくる時事ネタが
ある。これは毎年使い回せるので、1年後に忘れていないように、しっかりと覚えておくこと。
36 ゲストが来る時は、そのゲストが何のために来たかの理由を考え、曲を予想すると良い。
声優さんなどは、自分の出演している番組や、自分の新しいCDの宣伝のために来ている
ことが殆ど。よってラジメニアの方でも、その番組の主題歌や、その声優のCDの中の曲を
かけざるをえない。逆に言えば、リクエストが無ければかけられないので、ラジメニアの方も
そういう曲のリクエストを欲しがっていると思っていい。このことを認識した上で、予想する曲を
絞り込むと良い。
37 昔の作品のリメイクものが作られたとき、その発表と時を同じくして、古い方の曲をちなんで
かけることを岩ちゃんは好む。リメイクものが制作されたら、注意しておくと良い。
例:「超者ライディーン」が始まった直後に、「勇者ライディーン」をかける、等。
38 特集などで、OPが名曲で有名すぎる作品があった場合、そのEDに注目。有名すぎる
OPの陰に、隠れた名EDがあったりする。このような曲をリクエストするとかかる可能性が高い。
39 「新曲特集」、「棚卸特集」といった特集の時は、その前後の週にも注意する。前の週に、多くの
リスナーが狙っている曲を先にかけてしまったり、ということがある。また、翌週には「先週なぜ
かからなかったのか、というお便りをたくさん頂きました」などといってかけたりすることがある。
40 岩ちゃん自身が今見ているアニメは、他の曲より早くかかることが多い。
41 新番組の曲で、岩ちゃん自身が見ていて、大変気に入っていることを公言するような曲が時々ある。
そういう場合、大抵番組に良くあっている名曲であり、人気が高くリクエストも多く来る。しかし、
このような曲は岩ちゃん自身があまりに気に入りすぎていて、かけるのを我慢し、同時期に
始まった他の岩ちゃんの見ているアニメより、1〜2ヶ月かかるのが遅れることが多い。岩ちゃんが
気に入っているのを知って、「読み」のリクエストが多く来ているのをかわす目的もあるようである。
42 季節・時事ネタにちなんだリクエストは、一度採用されると二度と使えなさそうに思いがちである。しかし、
岩ちゃん・かおりんはそこまで記憶力が良くないので、ほとぼりが冷めれば再使用も可能である。
筆者の見るところ、それに要する期間は3〜5年くらい。これを越えていれば、ネタの再使用に踏み切っても
いいだろう。
43 「粘るべきか、諦めるべきか」。これはリクエストしているうちに必ずぶち当たる壁である。すなわち、
近い将来採用されることを信じて同じ曲を送り続けるか、あるいはここまでリクエストし続けた努力を無に、
してでも、諦めて別の曲に乗り換えるかの選択をしなければならないということである。こういうときは、
「必ず退いた方がよい」。無論、それが裏目に出て、乗り換えた直後に元の曲の方がかかってしまうこともある。
しかし、それでも乗り換えた方がよい。というのも、1曲に粘り続けると毎週の「読み」の思考が停止してしまい、
「自分がリクエストしている曲とそれ以外の曲」の2通りでしかものを考えられなくなってしまう。本来、
リクエストの「読み」というものはあらゆる状況を考慮して熟考しなければならないものなのである。番組を
聞く集中力が低下する事態はなんとしても避けるべきである。
このポリシーに従ってリクエストを乗り換え続ければ、裏目に出ることも多々あるものの、それを大きく上回る
採用を得られる。裏目に出ると精神的ショックが大きいために、自分の心の中でそれから逃げよう逃げようと
する気持ちが無意識に働くが、それを自覚して乗り越えることが重要である。New!
44 ネタ関連 季節ネタ、時事ネタなどは半年〜1年くらい先を見越して、考えておく。
45 何ヶ月も先の時事ネタを考えるため、一年間のカレンダーを年始に壁に貼り、
思いついた時事ネタを書き込んでおく。一年のリクエストの計は元旦にあり。
46 ネタを思いついたら、その場でメモする。すぐに忘れてしまうからである。
手帳に書いたり、カレンダーに書き込んだりすると良い。
47 ネタの採用は、新規のネタを考えるよりも、他人のネタに反応を返すものの方が、
書く内容のレベルが低くても採用されやすい。
48 誰でも思いつくようなネタを思いついた場合、あまりに陳腐なので書いて出すのを
どうしてもためらいがちである。しかし実際の所、本当にそれを実行する人間は
ごくわずかなので、採用される可能性が高い。
49 一度ボツになったネタは、半年くらい後にもう一度送ると採用されやすい。
50 得てして、リスナーが覚えていることはパーソナリティも覚えているだろうと思いがちだが、
実はラジメニアは大変物覚えの悪い番組である。覚えているだろうと思ったことは覚えて
いないし、覚えてないだろうと思ったことはやっぱり覚えていない。同じ間違いなどは2度、
3度と繰り返すのが当たり前。たまに覚えていることがあると、こっちが驚くほど。このことを
認識した上で、前もって、忘れていることを思い出させるようなネタを書く。
あるいは、放置しておいて間違いを誘い、それを指摘するようにしてもいいが、これだと同じ
ネタでのライバルが増えてしまう可能性があるので、できれば避けたい。
51 運悪く純粋ハバチョになってしまった時も、めげずに翌週にそのことを抗議するハガキを
出す。翌週が特集やゲストの来る日だった場合、取り上げられないまま終わることも多いが、
その場合、そのまた次の週にも同じことを送ってみよう。駄目で元々である。2週間粘って
駄目だったら、もう諦めて次のネタを考えた方がよいが。

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